理由はそのうち考える

まずやってみよう

人を動かす in my case

人を動かすのは難しい

技術力向上・QCD向上目的で組織的に人を動かす・変化をもたらす役割についているが、これが結構というかかなり難しい。もちろん難しいことであるということはある程度覚悟していたが、思っていたよりも難しかった。ただ単にお願いするだけでは大抵の人は動かない。まあ全く動かないということはなく、中には動いてくれる人もいるが少数派である。また変化を好まないのか、些かの抵抗に見えるふるまいをすることもある。数ヶ月活動してきて色々分かってきたので、ふりかえりつつ重要だと感じたことをまとめていく。

信用を得る

自分を知ってもらう

よくわからない人から依頼されるより知った人からのほうが依頼される側としては動きやすいと考え、普段あまり話さないような人ともコミュニケーションを取るように心がけた。まだ全然足りないと思うが、今後も積極的にコミュニケーションを取って相手を理解するとともに自分という存在を知ってもらうように努める。

自ら行動する

最近読んだWHO YOU AREにも書いていたが、文化を変えるには言行一致させること。依頼して終わりではなく、率先垂範することで行動を促す。

寄り添う

一方的に働きかけるだけで行動に結びつくのはレアなケースである。対話を通じて相手の理解を得る。また軌道に乗るまではサポートを心がける。

巻き込む

他の人の力を借りる

他の人(例えば管理職や組織内で信頼のある人など)にお願いして、その人が持つ力を利用して依頼する。当たり前といえばそうだが、一定の効果が見られた。

事前に根回ししておく

何人かの人に事前に根回しして同意を得ておくとスムーズに事が動かしやすい。

伝える

何度も繰り返す

一度や二度ではなかなか伝わらないので、定期的にアナウンスする。

Whyをはっきりさせる

なぜそれをしようとしているのか、理由をきちんと説明する。理由を理解してもらえないと、やらされ感が出て形式的なものになってしまう。それは避けたい。

対象を明確にする

「あなたにお願いしている」ということが伝わるように対象をはっきりさせる。不特定多数だと自分が言われていることに気づかない。また何をするのかということもできるだけ分かりやすくはっきり伝える。

強制力

期日を切る

期日を設定することで行動を促す。いつまでにすべきものかわからないと後回しにされがち。

まとめ

人を動かすのは難しい。自分でも人から言われたとおりに行動するとは思えない。ではどうすればよいか。人が行動するときには何かしら動機がある。そのため無理に動かそうとするのではなく、気づきを与えるようにする。そうしたくなるようなことに気づかせることができれば自然と行動に結びつくはず。加えてスムーズに想いを伝えるには信頼を得る必要もある。ただこれを多数の人間に対して行うのはやっぱり難しい。小さく始めて同志を作り、徐々にスケールさせていくのが真っ当かつ一番の近道な気がする。